2024年5月

本のこと

惹句の功罪

『メルトダウン』(大鹿靖明著)  映画『オッペンハイマー』からの原子力の流れで、広島、長崎とくれば、次は福島である。2011年の東京電力福島第一原発事故とその後の東電処理スキーム、民主党菅政権の退陣までを描いた、大鹿靖明 […]

本のこと

共感できない

『空白の五マイル』(角幡唯介著)  冒険。それは少年の夢である。ごく一部の人を除くほとんどの人にとってそれはあくまで物語の中にある。あこがれのまま終わる。だが、いるのだ。人工衛星やドローンが地球上のすべてを映し出す21世 […]

日々のこと

戦勝国の視点

映画『オッペンハイマー』(監督=クリストファー・ノーラン)  ゴールデンウイーク最終日、映画『オッペンハイマー』を観た。原爆の父の伝記映画。3時間の大作だ。視点は目まぐるしく変わり、展開の早いストーリーについていくのが大 […]