2025年5月

本のこと

強迫観念を捨てる

『定年後のリアル』(勢古浩爾著)  文庫本裏表紙の内容説明には「(定年後を)のほほんと生きていくための一冊」とある。待ってましたと飛びついた。勢古浩爾さん著『定年後のリアル』(草思社文庫、13年8月)だ。メディアは「人生 […]

本のこと

「決定版」マイナス

『宿命の子 安倍晋三政権クロニクル』(船橋洋一著)  第2次安倍晋三政権(2012~20年)を検証した、船橋洋一さん著『宿命の子 安倍晋三政権クロニクル』(24年10月、文藝春秋)は、上下巻全約1200ページ。読み応えが […]

本のこと

リアルな臨場感

『ディープ・スロート 大統領を葬った男』(ボブ・ウッドワード著)  2005年の公表当時は、大きなニュースとなったのを覚えている。これまで読んでいなかったのが自分でも不思議だ。ボブ・ウッドワードさん著『ディープ・スロート […]

本のこと

子どもの日に奇譚集

『花まんま』(朱川湊人著)  映画化を機に前情報を一切持たずに読んでみた。タイトルの意味さえ不明なまま。朱川湊人さん著『花まんま』(2005年4月、文藝春秋)である。直木賞受賞作に外れはないはずと。読後、初めて読む作家で […]