2025年3月

本のこと

インナーチャイルドとの対話

『きみの話を聞かせてくれよ』(村上雅郁著)  子どもの頃は気持ちを表現する力に欠ける。多少力がついた頃にはその気持ちを忘れている。感性は鈍り、関心は薄れる。結局、その頃の感情は言語化されないまま置き去りにされる。時々、子 […]

本のこと

きょうのジョー

『ちばてつやとジョーの闘いと青春の1954日』(ちばてつや、豊福きこう著)  よく行く図書館に置いてあった無料の本のカタログ「先輩の本棚」で大手書店の編集者が紹介していた。「仕事にやる気が出ないとき、これを読んで奮い立た […]

本のこと

老いは難しい

『老いを読む 老いを書く』(酒井順子著)  目下の記者の最大の関心事は「定年」。転機に備えヒントを得ようと、やみくもに本を読み漁ってきたが、「老い」に関する名著をリスト化し、的確な解説もしてくれるガイド的な本が出版された […]

本のこと

身近なストレッチゾーン

『バリ山行』(松永K三蔵著)  「そこに山があるからだ」―。エベレストで命を落としたイギリスの登山家ジョージ・マロリーが山に登る理由を聞かれて答えた言葉だ。分かったような、けむに巻かれたような。いや、全く分からない。   […]