日々のこと

ジョギングの楽しみ

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『空の名前』高橋健司著

 先週末の横浜マラソン以来、1週間ぶりのジョギング。レースまでは完走するための体づくりが最大の課題だが、レースが終わった今は解放感いっぱいのファンラン。


 ジョギングの際の楽しみの一つが空を見上げることだ。特に秋は、1年でもっとも空の変化を楽しめる季節。空気は澄み、天は高く、雲の形は実にユニークなのがいろいろ。一つとして同じものがない瞬間をカメラに収めたくなる。


 空を見る楽しさを教えてくれたのは、このブログの最初の記事で紹介した重松清さんの短編『いちばんきれいな空』に登場するヒロシ君だ。雲と光が織りなす微妙な変化を眺め続けるのは実に贅沢な時間だ。


 冒頭の写真は、今朝ジョギング中に撮ったものだ(都市部では空が建物や電線に区切られてしまい、空だけを撮るのは意外に難しい)。記者が20代から親しみ、今は次女の蔵書になっている高橋健司著『空の名前』(光琳社出版、1992年)によると、この雲は高積雲、俗称羊雲。「薄い板状、丸味のあるもの、あるいはロール状のものなどがあり、白または灰色をしています」。雲が薄くなっているところから光が差し込むさまが絶妙だった。(2022.11.06)


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