本のこと

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余白で遊ぶ

『怖い俳句』(倉阪鬼一郎著)  同じ文章でも、普段自分の書いている報道記事とこんなに違う世界があるのか、と倉阪鬼一郎さんの『怖い俳句』(幻冬舎新書、2012年7月)を読んで驚いた。記事もコンパクトさは大事なポイントだが一 […]

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神の教えは…

『証し 日本のキリスト者』(最相葉月著)  最相葉月さんは、次回作を常に期待してしまうノンフィクション作家である。寡作でもある。力作の絶対音感、星新一、セラピストときて、次は何をテーマに選ぶのだろうと思っていたら、『証し […]

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時代小説という形式

『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子著)  永井紗耶子さん著『木挽町のあだ討ち』(新潮社、2023年1月)を読んだ。木挽町は現在の歌舞伎座がある東銀座あたり。記者が毎日のようにとおっている場所だった。歴史的な場にいるようでわ […]

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『ぼんぼん彩句』(宮部みゆき著)  手練れの作家はたくさんいる。この人もその一人だ。記者が本を手に取ったのは随分と久しぶりである。「定年後に」と最近興味を持っている俳句に関するものだったので読んでみた。想像していた内容と […]

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作家の業

『くもをさがす』(西加奈子著)  語学留学先のカナダ・バンクーバーで乳がんに罹った人気作家、西加奈子さんが発覚から寛解までの8カ月を記した話題のノンフィクションである。『くもをさがす』(河出書房新社、2023年4月)だ。 […]

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バカ記者

『月』(辺見庸著)  「スマートパウチがなにかも知らない、みたこともさわったこともないクソ文化人たち。面板がなにかも知らない識者。バカ記者。アホNHK、読んだことないけど、クソ朝日。おまえたち、排泄支援をやってみろよ。い […]

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見たい?走馬灯

『はるか、ブレーメン』(重松清著)  3歳年上の重松清さん。ずっと読み続け、人生を学んできた。子育て世代の家族や学校を舞台にした物語が多い。最近は作者自身が年齢を重ねたせいか、人生の終わりを考える作品が増えてきた。『はる […]

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文体と形態

『おくることば』(重松清著)  独自の文体に毎回心地よく浸る。励まされ、勇気をもらい、さわやかな涙を流す。この気持ちを伝えるには、こんな書き方をすればいいのかと教えてもらったこと多数。「夜明け前に目が覚めたときは、たいが […]

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文学のダイバーシティ

『金閣寺』(三島由紀夫著)  中高校生のとき以来の再読だ。三島由紀夫著『金閣寺』(新潮文庫、1960年9月)。父のものを譲り受け、それを長男に渡した。全体が茶色くすすけている。裏表紙には価格「160円」とある(現在は82 […]

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母さん、僕のあの帽子…

『老いる意味 うつ、勇気、夢』(森村誠一著)  第2次世界大戦中に関東軍731部隊が満州で行ったとされる生物兵器研究や人体実験を告発した森村誠一さんの『悪魔の飽食』を読んだのは高校生の頃だったと思う。強い印象を受けた。こ […]