学校教育

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現代人への警鐘

『「発達障害」と間違われる子どもたち』(成田奈緒子著)  13年で約10倍に急増!増えたのは本当に「発達障害」なのか―。小児科医であり親子支援などに取り組んできた成田奈緒子さん著『「発達障害」と間違われる子どもたち』(青 […]

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持続可能な教育

 「子どもたちに自然体験を」と、校庭を里山に変えてしまった校長先生がいる。特別支援教育にも力を入れ、全国のモデルとなるインクルーシブな学校にした。学校は校長1人で大きく変わる。その好例だった。ただ、その後も持続させるのは […]

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授業に芥川賞作品を

『この世の喜びよ』(井戸川射子著)  ショッピングセンターの喪服売り場で働く女性が、フードコートの常連の少女と知り合い交流する中で、かつての子育ての日々を思い出す。井戸川射子さんの『この世の喜びよ』(講談社、2022年1 […]

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伝承のバトン

 横浜市南部の栄区にある市立飯島小学校は、2011年の東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の防災と復興を学ぶ学習を続けている。同市の実家が被災した大学生が「どこにいても自分が頑張ることが、家族や震災で被災した方々を支え […]

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校庭先生

 3月末、新年度前の春休み。久しぶりに旧知の小学校長先生を訪ねた。先生はいつものように、つばの広い帽子をかぶり、黄色い菜の花が盛りの花壇を世話していた。知らない人には用務員さんにしか見えない。  校長先生とは前任校で知り […]

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不登校の価値

 「日本の教育は素晴らしいと思う。でも、僕には合わなかった」―。神奈川県鎌倉市が行っている不登校児童・生徒支援策「ウルトラ・プログラム」の2022年度の取り組みを振り返る「インパクトデイ」がこのほど市内で開かれ、かつて不 […]

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問いを立てる

『狂う人「死の棘」の妻・島尾ミホ』(梯久美子著)  夫の情事が記された日記を見て狂乱する妻。その修羅を描いた島尾敏雄著『死の棘』。膨大な未公開資料を読み解き、直接・間接の取材を重ねた結晶が、梯久美子さん著『狂う人「死の棘 […]

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テツの眼力

『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』(梯久美子著)  本を1冊読むと、その中に出てくる本や参考文献を芋づる式に読みたくなる。人に紹介されることもある。すると、なかなか新しい分野の本を手に取れなくなる。  ずっと読み […]

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ギフテッドを育てる

『学校の枠をはずした 東京大学「異才発掘プロジェクト」の実験、凸凹な子どもたちへの50のミッション』(東京大学先端科学技術研究センター 中邑研究室編、どく社、2021年)  記者も参加してみたい、というのが率直な感想だ。 […]

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チームウルトラ

 心が震える光景を目の当たりにした。  つるべ落としの秋の日。大気が冷たくなり始めた鎌倉市の古刹、浄智寺の境内で不登校など学校に馴染めない子どもたちと、彼らを支援する大人たちが音楽に合わせ輪になって踊っていた。ご住職も木 […]