今朝、我が家の小菜園から大きなナス＝写真＝を収穫した。長さ２５センチ。ナスとはこんなに大きくなるものか、と家族中が驚いた。長女は「でかっ」「やばっ」を連発してスマホで写真を撮っていた。ここ数日、手入れをさぼっている間に急成長したようだ。
今朝は、巨大ナス以外にも通常サイズを３本ほど収穫した。これから大きくなりそうなナスも育っている。ナスはこれまであまり実をつけずやきもきしていたが、夏の終わりが近づき、やっと収穫期に入ったようだ。今晩は麻婆ナスでも作ろうかしら。
収穫した野菜をざるに入れて団地のエレベーターが降りて来るのを待っていると、同じくエレベーター待ちの住人に「大きいのが穫れましたね」と声をかけられた。何度かあいさつしたことのある別の階の男性である。７０歳代だろうか。
男性は菜園１区画を毎年借りてはいるのだが、介護で忙しくなり、放ったらかしで雑草が生え放題になっているという。どの区画だろう。「また、始めようかな」と言う。「是非是非」と答え、別れた。菜園仲間が増えるのは大歓迎だ。
今朝は大きなナスが他者との短い会話をつくった。一昨日は、畑のお師匠さんからモロヘイヤのおすそ分けをいただいた。作業中、聾唖と思われる通りがかりの人からミニトマトを一口もらえないか、と手ぶりで言われたことがある。小さな菜園からは野菜だけでなく、人と人との触れ合いも収穫できる。（2023.08.30 82回）