『老いる意味 うつ、勇気、夢』(森村誠一著) 第2次世界大戦中に関東軍731部隊が満州で行ったとされる生物兵器研究や人体実験を告発した森村誠一さんの『悪魔の飽食』を読んだのは高校生の頃だったと思う。強い印象を受けた。こ […]
2023年7月
学校に何を求めるか
『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著) 映像よりも先に原作を読むことにしている。宮﨑駿監督の同名映画を見るために慌てて読んだ。吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』(岩波文庫、1937年)だ。結果、映画はほとんど本 […]
映画は楽しむもの
映画『君たちはどう生きるか』(宮﨑駿監督) 「確かに子どもには難しいわ」。上映後に後ろを歩く夫婦がこう話していた。ネット評を見ての感想だろう。我が家では記者以外全員が初日に見に行き、侃々諤々の議論の末「混沌」(長女)と […]
男性モデルの不在
『どっこい生きてる90歳 老~い、どん!2』(樋口恵子著) 樋口恵子さんの『老~い、どん!』の続編、『どっこい生きてる90歳』(婦人之友社、2022年4月)を読んだ。前著から2歳お年を召した89歳での執筆。2歳分の確実 […]
背景を知る
『アノニム』(原田マハ著) 原田マハさんのアート小説『アノニム』(角川文庫、2017年6月)。絵付きの登場人物紹介にラノベみたいと敬遠していたが、ちょうど読む本がなくなったときに、図書館で視界に入った。読み始めるとラノ […]
現代人への警鐘
『「発達障害」と間違われる子どもたち』(成田奈緒子著) 13年で約10倍に急増!増えたのは本当に「発達障害」なのか―。小児科医であり親子支援などに取り組んできた成田奈緒子さん著『「発達障害」と間違われる子どもたち』(青 […]
高齢者になるとは
『老~い、どん! 70~90代あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』(樋口恵子著) 記者の、そして人生の大先輩である樋口恵子さんの『老~い、どん! 70~90代あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』(婦人之友社 201 […]
1周年
このブログを始めてから1年が経っていた。1年続いた。数えてみると、昨年7月3日の初投稿から1年で65本(昨日までだと68本)書いている。うち中心となっている「本のこと」以外は22本(同23本)だった。出来の良し悪しはあ […]
読書体験
『街とその不確かな壁』(村上春樹著) 村上春樹さん話題の新刊『街とその不確かな壁』(新潮社、2023年4月)は、まさに「読書体験」だった。「村上春樹の秘密の場所」を登場人物たちと巡る、夢見るような時間だ。『世界の終わり […]
持続可能な教育
「子どもたちに自然体験を」と、校庭を里山に変えてしまった校長先生がいる。特別支援教育にも力を入れ、全国のモデルとなるインクルーシブな学校にした。学校は校長1人で大きく変わる。その好例だった。ただ、その後も持続させるのは […]