『カモナマイハウス』(重松清著) 定年間近、介護、横浜南部にある実家の空き家化、夢を追う長男の将来…。少しずつずれながら、テーマや設定が似ているのだ。記者のマイハウスと。重松清さん著『カモナマイハウス』(中央公論新社、 […]
musibosi
余白で遊ぶ
『怖い俳句』(倉阪鬼一郎著) 同じ文章でも、普段自分の書いている報道記事とこんなに違う世界があるのか、と倉阪鬼一郎さんの『怖い俳句』(幻冬舎新書、2012年7月)を読んで驚いた。記事もコンパクトさは大事なポイントだが一 […]
神の教えは…
『証し 日本のキリスト者』(最相葉月著) 最相葉月さんは、次回作を常に期待してしまうノンフィクション作家である。寡作でもある。力作の絶対音感、星新一、セラピストときて、次は何をテーマに選ぶのだろうと思っていたら、『証し […]
律義な花
今日は十五夜、中秋の名月は見られただろうか。記者の住む横浜の夜は雨のち曇り。夜半に雲間からのぞく青白い月を眺めた。 やっと秋を感じるようになってきたものの、日中の体感は晩夏。短パンTシャツで過ごしている。月餅や焼き芋 […]
暑さは夏を奪った
「暑さは子どもたちから夏を奪いました」。こう残念がるのは、横浜市南部にある市立六浦小学校の尾上伸一校長だ。史上最も暑かった今夏。熱中症警戒アラートが頻繁に発令され、夏休み期間中の学校に設置されている「放課後キッズクラブ […]
時代小説という形式
『木挽町のあだ討ち』(永井紗耶子著) 永井紗耶子さん著『木挽町のあだ討ち』(新潮社、2023年1月)を読んだ。木挽町は現在の歌舞伎座がある東銀座あたり。記者が毎日のようにとおっている場所だった。歴史的な場にいるようでわ […]
匠
『ぼんぼん彩句』(宮部みゆき著) 手練れの作家はたくさんいる。この人もその一人だ。記者が本を手に取ったのは随分と久しぶりである。「定年後に」と最近興味を持っている俳句に関するものだったので読んでみた。想像していた内容と […]
作家の業
『くもをさがす』(西加奈子著) 語学留学先のカナダ・バンクーバーで乳がんに罹った人気作家、西加奈子さんが発覚から寛解までの8カ月を記した話題のノンフィクションである。『くもをさがす』(河出書房新社、2023年4月)だ。 […]
大きなナスの収穫
今朝、我が家の小菜園から大きなナス=写真=を収穫した。長さ25センチ。ナスとはこんなに大きくなるものか、と家族中が驚いた。長女は「でかっ」「やばっ」を連発してスマホで写真を撮っていた。ここ数日、手入れをさぼっている間に […]
バカ記者
『月』(辺見庸著) 「スマートパウチがなにかも知らない、みたこともさわったこともないクソ文化人たち。面板がなにかも知らない識者。バカ記者。アホNHK、読んだことないけど、クソ朝日。おまえたち、排泄支援をやってみろよ。い […]