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学校教育

価値観を問い直す

『やりすぎ教育 商品化する子どもたち』(武田信子著)  取材をしていると、その業界の価値観に慣れ、同化し、どんどん近視眼的になっていく。木を見て森を見ていないことがある。教育も同じだ。それはそれで大切なのだが、視野を広げ […]

学校教育

小学英語の効用

 2011年の今頃、4月から小学5、6年生に外国語活動(英語)が必修化されるのを前に現場の準備状況や課題などを取材した。早期教育、英語教育の免許を持たない小学校教員の指導、小中連携…。さまざまな問題点を指摘されながらの導 […]

本のこと

希望の物語

『続窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子著)  40年以上前に『窓ぎわのトットちゃん』を読んだときは、トモエ学園の個性を重視する自由な教育内容が印象に残った。公開中の同名アニメ映画を観に行った。  書籍は、いわさきちひろさん […]

本のこと

異空間生む化学反応

『その世とこの世』(谷川俊太郎・ブレイディみかこ著)  詩人が「この世とあの世のあわいに/その世はある」と描けば、「地べたのライター」が「脳をアップロードしてデータとして生きるトランスヒューマン」というもう一つの「その世 […]

学校教育

教育という呪縛

『母という呪縛 娘という牢獄』(齊藤彩著)  子として、または親として、多くの人が聞き、口にしてきた。子を思い、良かれと思って。「勉強しなさい」。それが行き過ぎると、「教育虐待」になる。虐待かどうかの線引きは無い。齊藤彩 […]

日々のこと

スロースタートで行こう

 新しい部署に異動になり、間もなく1カ月。適応障害、気分変調症になった原因は取り除かれ新しい生活が始まった。原因がなくなり希望の部署に移ったのだから、すぐ治ると思っていた。だが、現実はそんなに簡単ではなかった。  書くべ […]

本のこと

「体験てぇもんが生きてくる」

『今日も寄席に行きたくなって』(南沢奈央著)  女優で南亭市にゃおの高座名を持つ南沢奈央さんの『今日も寄席に行きたくなって』(2023年10月、新潮社)を読んだ。いつまでも落語初心者のままの記者にとって、落語の魅力を再確 […]

本のこと

「チェンジ」の爽快

『わたしに会いたい』(西加奈子著)  今年最初の1冊は、主に女性の身体や性にまつわる短編集『わたしに会いたい』(2023年11月、集英社)。コロナ渦にあって著者である西加奈子さん自身の乳がん発覚と治療を綴ったノンフィクシ […]

学校教育

ユニバーサル教育

 継続して取材している施策がある。その施策が新たな局面を迎えつつある。鎌倉市の不登校児童生徒支援策「ウルトラプログラム」だ。  ウルトラは、子どもたちそれぞれが得意なインプットやアウトプットの方法、関心領域、思考のスタイ […]

日々のこと

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。  2022年3月、心身の不調に見舞われた。動悸、過呼吸、不眠、食欲不振、体温調整機能の低下、肩こりなど自律神経にかかわるあらゆる分野で異常をきたした。精神科の医師からは「因果関係は明確 […]