老いのこと

日々のこと

断酒体験記(下)

 飲酒に伴う不快な身体症状が大幅に緩和したことは、体験記(上)で少し触れた。相変わらず毎晩のように中途覚醒はあるが、その後再び眠りにつくことができるようになった。飲酒すると寝つきはいいのだが、睡眠の質を大きく損なっていた […]

日々のこと

断酒体験記(中)

 断酒継続のために、知り合いの精神科医師に薦められた本がある。『通院でケアする! アルコール依存症の早期発見とケアの仕方』(世良守行著、10年3月、日東書院)だ。アルコール依存症患者を長く看てきた看護師さんの著作だ。本書 […]

日々のこと

断酒体験記(上)

 横浜マラソンを完走した2022年10月30日にお祝いしたのを最後に、アルコールを飲んでいない。今日で「断酒3カ月」達成ということになる。メンタルが原因と思われる体調不良について、知り合いの精神科医の先生に相談した。電話 […]

本のこと

メンタル本

『セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク』(伊藤絵美著)  メンタル本。そんなジャンル名があることを初めて知った。今年はそれらを何冊か読んだ。記者自身、メンタルの不調に陥り、何とかそこから抜け出そうと […]

その他

高齢化問題

『楢山節考』(深沢七郎著、新潮文庫、1956年作)『PLAN75』(早川千絵監督・脚本、2012年)  ドラえもんに、読む度に結末が変わる本を出してもらいたい。この本がそうだ。深沢七郎著『楢山節考』。お年寄りの知恵に感心 […]

本のこと

続・耐える力

『生きる力』帚木蓬生著  容易に答えの出ない事態に耐えうる能力、ネガティブ・ケイパビリティについて、前回(「耐える力」10月9日記事)書いた。では、どうすればその力は、身につくのか。出版年はこちらの方が4年ほど早いのだが […]

本のこと

耐える力

『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』帚木蓬生著  「登場人物が勝手に動き出すまで待ちます」  創作方法について、多くの作家がこう語っている。ずっと本当だろうか、多重人格ですかなどと思ってきた。村上春 […]

本のこと

女性解放

『60代ひとり暮らし 軽やかな毎日』ショコラ著  『60代ひとり暮らし 軽やかな毎日』(ショコラ著、宝島社、2022年)を読んだ。「人気シニアブロガー、ショコラさんの日常を拝見」と、60代女性のひとり暮らしの日々を紹介し […]

本のこと

やはり手練れ

『定年ゴジラ』重松清著  重松清さんの小説が大好きで、ずっと読み続けている。古今東西もっとも好きな作家の1人なのだが、1冊だけ「自分には関係ない」と手に取らなかった本がある。『定年ゴジラ』(2001年、講談社文庫)だ。重 […]

本のこと

死のリハーサル

『終わった人』内館牧子著  「定年は死のリハーサルですからね」  かかりつけ医の先生が言った。そこまで大げさでは、と言い返そうとしたところで、虚を突かれた。  「社会との関係がそこで断たれるのですから」  はっとした。初 […]