『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著) 映像よりも先に原作を読むことにしている。宮﨑駿監督の同名映画を見るために慌てて読んだ。吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』(岩波文庫、1937年)だ。結果、映画はほとんど本 […]
本のこと
男性モデルの不在
『どっこい生きてる90歳 老~い、どん!2』(樋口恵子著) 樋口恵子さんの『老~い、どん!』の続編、『どっこい生きてる90歳』(婦人之友社、2022年4月)を読んだ。前著から2歳お年を召した89歳での執筆。2歳分の確実 […]
背景を知る
『アノニム』(原田マハ著) 原田マハさんのアート小説『アノニム』(角川文庫、2017年6月)。絵付きの登場人物紹介にラノベみたいと敬遠していたが、ちょうど読む本がなくなったときに、図書館で視界に入った。読み始めるとラノ […]
現代人への警鐘
『「発達障害」と間違われる子どもたち』(成田奈緒子著) 13年で約10倍に急増!増えたのは本当に「発達障害」なのか―。小児科医であり親子支援などに取り組んできた成田奈緒子さん著『「発達障害」と間違われる子どもたち』(青 […]
高齢者になるとは
『老~い、どん! 70~90代あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』(樋口恵子著) 記者の、そして人生の大先輩である樋口恵子さんの『老~い、どん! 70~90代あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる』(婦人之友社 201 […]
読書体験
『街とその不確かな壁』(村上春樹著) 村上春樹さん話題の新刊『街とその不確かな壁』(新潮社、2023年4月)は、まさに「読書体験」だった。「村上春樹の秘密の場所」を登場人物たちと巡る、夢見るような時間だ。『世界の終わり […]
治る病気
『軽症うつ病』(笠原嘉著) 心身の不調が1年以上続いている。「精神科」の敷居を越えたのが昨年11月。「適応障害」と診断された。その際、この病名は6カ月しか使えないのだと言われた。半年後の今年5月、主治医に改めて聞いた。 […]
教授のバイオグラフィーワーク
『音楽は自由にする』(坂本龍一著) 3月に71歳の若さで他界した坂本龍一さんの個人史『音楽は自由にする』(新潮社、2009年2月)をもとにバイオグラフィーワークの手法を使い“教授”を振り返りたい。バイオグラフィーワーク […]
新たな才能
『休館日の彼女たち』(八木詠美著) 面白かった。医学部のアルバイトで死体と対話する大江健三郎さんの初期短編『死者の奢り』を思い出し、最初から惹きこまれた。安部公房さん作品のようなシュールで奇想天外な展開が作品を駆動する […]
サラリーマンの家族
『毎日が日曜日』(城山三郎著) 舞台はワークライフバランスなどお構いなしの昭和の総合商社。作品全体の古さは否めないが、左遷、定年という節目は現代も通底するテーマだ。「企業戦士」を主人公に据え、サラリーマンにとって幸福な […]