2023年10月

日々のこと

断酒1年

 断酒を始めて1年が経った。最後に飲んだのは、去年10月30日の横浜マラソン後だ。昨日のマラソン完走を祝って飲んでみようかと、ちらっとよぎったが、それほど強い飲酒欲求は湧いてこない。飲んだらどうなるかという好奇心しかない […]

日々のこと

50代、体力の現在地

 昨年に続き、横浜マラソンを走った。タイムは4時間56分。去年より7分遅い。目標の5時間は切ったものの、ギリギリである。もうこれから飛躍的にタイムが上がることはない。前回とほぼ同じタイムだったことで、50歳代後半の体力の […]

日々のこと

ノンフィクション俳句

『世界一わかりやすい俳句の授業』(夏井いつき著)  このところ俳句にはまっている。入門書を何冊か読んだ。面白い。作るのも、読み解くのも。一番役に立ったのは夏井いつきさん著『世界一わかりやすい俳句の授業』(PHP研究所、2 […]

本のこと

生還者の教え

『フランクル心理学入門』(諸富祥彦著)  メンタルの不調に陥ってから今まで、なぜここにたどり着かなかったのだろう。これまでも辛いときには何度も『夜と霧』を読んで自分を励ましてきたのに。きっとルポルタージュ、人生論として読 […]

本のこと

五感に迫る

『敗者たちの季節』(あさのあつこ著)  本はほとんど図書館で借りている。予約した本は順番待ちだ。返却のついでに書棚を眺める。気になった1冊を手に取る。至福である。目についたのは、あさのあつこさん著『敗者たちの季節』(角川 […]

学校教育

場の力

 記者に霊感はない。が、これほど「場の力」を意識させられたことはない。  毎年この時期になると取材・執筆しているテーマがある。鎌倉市の不登校児童・生徒支援策「ULTLA(ウルトラ)プログラム」だ。子どもたちそれぞれが得意 […]

本のこと

違和感と報道の行方

『ある行旅死亡人の物語』(武田惇志・伊藤亜衣著)  若い同業者が書いたルポルタージュ。『ある行旅死亡人の物語』(武田惇志・伊藤亜衣著、2022年11月、毎日新聞出版)を読んだ。新聞広告で何度も目にしていた本を手に取った。 […]

本のこと

取材と観察

『カモナマイハウス』(重松清著)  定年間近、介護、横浜南部にある実家の空き家化、夢を追う長男の将来…。少しずつずれながら、テーマや設定が似ているのだ。記者のマイハウスと。重松清さん著『カモナマイハウス』(中央公論新社、 […]

本のこと

余白で遊ぶ

『怖い俳句』(倉阪鬼一郎著)  同じ文章でも、普段自分の書いている報道記事とこんなに違う世界があるのか、と倉阪鬼一郎さんの『怖い俳句』(幻冬舎新書、2012年7月)を読んで驚いた。記事もコンパクトさは大事なポイントだが一 […]

本のこと

神の教えは…

『証し 日本のキリスト者』(最相葉月著)  最相葉月さんは、次回作を常に期待してしまうノンフィクション作家である。寡作でもある。力作の絶対音感、星新一、セラピストときて、次は何をテーマに選ぶのだろうと思っていたら、『証し […]